新屋絵理
昨年7月の東京都議選の告示期間中などに無免許運転を7回したとして道路交通法違反の罪で在宅起訴された元都議・木下富美子被告(55)の初公判が25日、東京地裁であった。起訴内容について裁判官から「どこか違っているところはありますか」と聞かれた木下元都議は「いえ、ございません」と答え、起訴内容を認めた。
起訴状によると、木下元都議は昨年5月29日から7月2日にかけて計7回、板橋区や新宿区内で乗用車を無免許で運転したとされる。
板橋区選出だった木下元都議は昨年7月の都議選で再選したが、翌日に無免許運転で当て逃げをしていた疑いが発覚した。所属していた「都民ファーストの会」は木下元都議を除名処分とし、都議会は辞職勧告決議を2度可決した。木下元都議は辞職を否定していたが、11月に在宅起訴された直後に辞職を表明。会見では「今後下される司直の判断に従って罪を償いたい」と述べていた。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル